【大豆の育て方】基本の栽培方法やお世話のポイント、収穫のコツ
【大豆の育て方】大豆の基礎知識
大豆はマメ科の一年草で、「畑の肉」といわれるほどタンパク質が豊富です。
ほかにも、ビタミンAや食物繊維など、さまざまな栄養成分が含まれています。
よく見られるのは薄黄色の豆を収穫できる「黄大豆」ですが、黒い豆ができる「黒大豆」や、緑色の豆ができる「青大豆」などの種類もあります。
大豆とエダマメの違い
大豆とエダマメは同じ植物ですが、旬や食べ方が異なります。大豆を育て、未熟なものを収穫したものがエダマメとなります。
旬は7月から9月にかけてです。夏のビールにもぴったり合う、おつまみとしてのイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
現在はエダマメ専用品種も多く見られるため、エダマメを育てたい場合はそちらを探してみることもおすすめです。
対して、大豆の旬は10月頃の秋となります。エダマメは茹でてそのまま食べることが多いですが、大豆はさまざまな食べ物に加工されるケースが多く見られます。
味噌・醤油・納豆・きな粉・豆腐・豆乳・油揚げなど、大豆を原料とする食品は多彩です。
大豆ともやしの関係
一般的なもやしは、緑豆や大豆、ブラックマッペなどを発芽させてつくられます。
大豆もやしは「豆もやし」と呼ばれることもあり、豆がついたまま食べられることが特徴です。
もやしの中では豆もやしが一番好き、という方も多いのではないでしょうか。豆の部分の独特の食感が魅力で、ナムルや炒めものなどの食材としても人気です。
【大豆の育て方】土づくりや種まき、植えつけのコツ
大豆は家庭菜園でも栽培しやすい野菜です。畑はもちろん、プランターやコンテナなどでも育てられます。
ぜひご自宅で大豆栽培を始めてみましょう。ここでは、大豆の土づくりや種まきなどについて解説します。
大豆の好む栽培環境
大豆は日当たりと風通しの良い環境を好みます。つねに日陰になるような場所では収穫できる量が減ってしまう可能性があるため、日光の当たる場所へ植えましょう。
土づくり
大豆は水はけの良い場所を好むため、畑に地植えする場合は排水性を高めるために溝を掘っておきましょう。
植えつけ2週間前までには苦土石灰を加えて耕しておきます。連作障害を避けるため、マメ科の植物を植えた場所は避けて植えつけましょう。
プランター栽培の場合は市販の野菜用培養土を使うと手軽です。
種まき
大豆の種まき適期は6月から7月にかけてです。気温が低いと発芽しにくいため、十分に暖かくなってからまきましょう。
ただし、収穫時期が遅くなると寒さによって実入りが悪くなることがあります。
品種によりますが、種まきから約4カ月で収穫できるため、収穫時期から逆算して種まきのタイミングを決めましょう。
種まきの際は、ひとつの穴に2粒~3粒の種をまきます。発芽後、初生葉(しょせいよう)が出てくるまでに間引きましょう。
初生葉とは子葉が出た後、本葉が出る前に展開する葉のことです。大豆やインゲンなどに見られます。
また、大豆の種まき直後は水をあげすぎないように注意が必要です。つねに湿らせるのではなく、土が乾いたら水を与えるようにしましょう。
植えつけ
大豆の苗の植えつけ適期は7月頃です。育苗ポットなどに種まきした場合、発芽から2週間~3週間で植えつけられます。
収穫したい量が少ない場合や、育苗の手間を省きたい場合などは、苗を購入して植えると良いでしょう。
複数株を植える場合、株間は30cmほどとります。植えつけ後にはたっぷりと水を与えましょう。
防虫ネット
大豆の種まき直後や実がつく時期は、鳥や虫の被害を受けやすくなります。大豆を食べられてしまうことのないよう、防虫ネットや寒冷紗などでトンネルをつくっておくことがおすすめです。
【大豆の育て方】日々のお世話のポイント
大豆は収穫までの期間が長めの野菜です。栽培中は水や肥料を与え、適した方法でお手入れしていきましょう。
ここでは、大豆の日々のお世話の方法をご紹介します。
水やり
大豆を育て始めた頃は少なめに水を与えますが、開花してからはたっぷりと与えることが大切です。
とくに、開花期に水が不足すると実が少なくなってしまうことがあるため注意しましょう。基本的には土の表面が乾いてから水やりします。
肥料
大豆をはじめとするマメ科の植物は、根に根粒菌を持つことが基本です。
根粒菌によって空気中の窒素を栄養として取り込むことができます。そのため、大豆にはチッソの多い肥料を与えすぎないことがポイントです。
ほかの野菜や花などを育てた場所に植える場合、土に肥料が多く残っていることもあるため気をつけましょう。
植えつけ時には元肥として緩効性肥料を施しておきます。開花が始まる頃に最初の追肥を行いましょう。
その後、2週間たったら2回目の追肥を行います。ただし、株の状態を見て肥料が効きすぎているようであれば施肥はストップしましょう。
『今日から野菜 野菜の肥料』は、元肥・追肥に使用することができ、ゆっくり長く効き続けるので肥料不足を起こさず、野菜が元気おいしく育ちます。
土寄せ・除草
大豆の栽培中は、定期的に土寄せや除草を行いましょう。土寄せしておくことで根が露出してくるのを防げます。
株周辺の土を浅いところで軽く耕し、根元に土を集めましょう。雑草がはびこらないよう、こまめに除草も行います。雑草対策としてマルチングしておくこともおすすめです。
摘心
大豆の収穫量を増やすために、適期になったら摘心を行います。本葉が5枚ほどついた頃に茎の先端から5cm~10cmのところを摘み取りましょう。
摘心しておくことで脇芽が伸びて花の数が増え、最終的に収穫できる量が多くなります。
【大豆の育て方】収穫方法や保存方法
秋が深まってくると、いよいよ大豆の収穫を行えます。収穫時期の目安や方法、収穫後の保存方法などを押さえておきましょう。
大豆の収穫時期
大豆は種まきから約4カ月後を目安に収穫を行います。細かい収穫時期の目安は品種によって異なるため、種袋などを見て確認しておきましょう。
大豆はしっかりと枯れるまで待ってから収穫することがポイントです。茎や葉などが枯れ、莢の色も茶色になるまで待ちましょう。
莢を振ってみて、カラカラと乾いた音がするようになったら収穫のタイミングです。
大豆の収穫方法
大豆の株の根元を刈り取るか、根ごと引き抜いて収穫します。すぐに莢から豆を取り出して食べるのではなく、2回に分けて乾燥させてから食べることが一般的です。
収穫が終わったら、まずは2週間ほど乾燥させましょう。株の根元を縛り、雨の当たらない軒下などに吊るしておきます。
このとき、防虫ネットや不織布で株全体を覆っておきましょう。乾燥中に莢がはじけて、中の豆がこぼれ落ちてしまうことがあるためです。
乾燥させた後は莢から豆を取り出します。量が多い場合は、ネットに包んだままの状態で上から棒で叩いて豆を出す方法があります。
豆を取り出した後、再び乾燥させます。ゴミや傷んだ豆などを取り除いたら、2日~3日ほど天日干しを行いましょう。
その後は密閉容器に入れ、冷暗所で保存します。しっかりと乾燥させることができていれば、長期保存も可能です。
その後はお好きなタイミングで料理に使い、収穫した大豆を味わいましょう。
おわりに
大豆は日本食で使われることも多く、なじみ深い食材のひとつです。プランターでも栽培できるため、お好きな方は栽培にチャレンジしてみることがおすすめです。
ぜひご自宅で育て、収穫した大豆でさまざまな料理を堪能しましょう。
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